柏原白鬚神社 | (令和7年ー如月 )

白鬚神社よりお知らせ

2月

令和72月のお知らせ

節分に柊鰯を飾る理由

節分は季節の変わり目であり、鬼が出入りすると考えられていました。

柊の葉のトゲは鬼の目を刺すといわれており、鰯を焼いた臭いは鬼を追い払うとされていたことから、柊と鰯の頭を組み合わせた柊鰯が魔除けとして飾られるようになりました。

柊鰯の由来・歴史

柊鰯の由来ははっきりとは分かっていませんが、平安時代の貴族の日記『土佐日記』に、中国から伝わった「追儺(ついな)」と呼ばれる鬼やらいの行事を行った際に、鬼が柊の棘を恐れて逃げたという記述があり、これが柊鰯の始まりではないかといわれています。

室町時代の『節用集』には、「柊と焼いた鰯の頭を門にさす」との記述があり、江戸時代の『守貞謾稿』では、柊鰯が近畿地方を中心とした西日本で広く行われていた風習であったことが記されています。