7月12日に宵宮祭を開催します。夕刻より、出店やお囃子を楽しめます。
当日、お囃子体験ができます。
7月13日 八坂神社例祭(天王様)を開催します。
7月12日の午前中には神社の境内で茅の輪づくりが行われます。
茅の輪は、主に「茅(ちがや)」というイネ科の植物で作られた大きな輪のことです。茅は、古くから神聖な植物とされ、結界を張ったり、穢れを祓ったりする力があると信じられてきました。
茅の輪をくぐる行為には、主に次のような意味が込められています。
心身の浄化と厄除け: 私たちは日々の生活の中で、知らず知らずのうちに罪や穢れ(けがれ)を身につけてしまうと考えられています。茅の輪をくぐることで、これらの罪穢を祓い清め、心身をリフレフレッシュする意味があります。病気や災難から身を守り、健康でいられるよう願う厄除けの意味も大きいのです。
無病息災・家内安全の祈願: 特に夏越の祓では、厳しい夏を健康に乗り切り、残りの半年も平穏無事に過ごせるようにという願いが込められています。家族全員の健康と安全を祈願する意味合いも強いです。
蘇民将来(そみんしょうらい)伝説: 茅の輪の起源には、「蘇民将来(そみんしょうらい)」という伝説が関係しているとされています。ある時、旅の神様が宿を求め、裕福な兄の家は断り、貧しいけれど心優しい蘇民将来の家は快く迎え入れました。神様はそのお礼として、疫病が流行した際に「茅の輪を付けていれば病から逃れられる」と教え、蘇民将来の一家は助かったという話です。この伝説から、茅の輪は疫病退散のご利益があると信じられるようになりました。