令和7年 7月12日 宵宮祭
今年も18時より宵宮祭を開催します。
夕刻より、出店やお囃子を楽しめます。当日、一般の方でもお囃子体験ができます。
7月13日 八坂神社例祭(天王様)
13時に柏原白鬚神社を出発します。
八坂神社の例祭が「天王様(てんのうさま)」と呼ばれるのには、八坂神社の御祭神と日本の宗教史が深く関わっています。
御祭神と牛頭天王(ごずてんのう)
八坂神社の現在の主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。しかし、これは明治時代以降のことで、それ以前は牛頭天王(ごずてんのう)という神様が主祭神として祀られていました。
牛頭天王は、仏教の守護神の一人とされ、京都の祇園(祇園精舎の守護神)を守る神様と信じられていました。この牛頭天王は、疫病を流行らせる恐ろしい神であると同時に、手厚く祀ることでその疫病を鎮めてくれる強力な神様としても信仰されていました。
この牛頭天王の別名が「天王様」だったのです。
明治時代になると、政府によって神仏分離令が出され、神道と仏教が明確に区別されることになりました。これにより、多くの神社では仏教的な要素が排され、八坂神社(当時は「感神院」や「祇園社」と呼ばれていた)も、公式な祭神を素戔嗚尊に改めました。
しかし、公式な祭神名が変わっても、人々の中には古くからの「天王様」という呼び名が深く根付いており、現在でも多くの地域で八坂神社のお祭りは「天王様」として親しまれ続けています。